「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!」じゃダメなの?──精米が間に合わない“令和の米騒動”を笑えない理由
- 2025年06月08日
- カテゴリー:ニュースや話題から考える
現在「米不足」が生活的にも政治的にも大変な話題になってますよね~。
そんな沢山の話題の中でも、あ~あ っていう記事を見つけてしまいました。↓今回はそれについてお話しようと思います。
備蓄米流通に立ちはだかる壁】随意契約でスーパーに放出始まったが…精米所はパンク状態 包材メーカーも「納期間に合わない」
(Yahooニュース↑)
この記事は「精米が追いついていない!どうすんだよ!」というもの。つまり、お米そのものが足りないわけではなく、「白くする手間」が追いついていない。
だから店頭から白米が消えて、「買えない!」「困る!」と一部で騒ぎになっている。
これ不謹慎かもしれませんが、なんだか失笑してしまい、でも同時に これは現代日本人の“習慣”や“贅沢”の象徴だな、と感じたんです。
「白米がなければ食生活が破綻する」って本当?
もちろん、白米を毎日食べている人にとっては、大切な主食です。
でも考えてみてください。
精米が追いつかない=玄米なら有る
だったら、玄米を食べれば済む話じゃないでしょうか。
「固くて食べにくい」「美味しくない」「炊き方が面倒」――
そういう声も聞こえてきそうですが、それって要は慣れの問題です。
少し前にトイレットペーパーやマスクが店頭から消えたときも、
“有る物”で代用すればいいのに、なぜか皆が一斉に同じ方向へ動き出した。
今回も似た空気を感じます。
「米騒動」は、もはや“白米騒動”?
私が面白いと感じたのは、
「米が足りない」んじゃなくて、「白米が足りない」ことに対する反応が大きすぎること。
たとえばオートミール、全粒粉のパン、雑穀米、麦ごはんなど、
現代には代替できる健康的な主食がたくさんあります。
むしろ「白く、甘く、ふわっとした炭水化物」だけを好んで食べる食生活こそ、生活習慣病の温床になっているわけで。
それなのに、白米がない=「食が危機」と感じてしまう。
これはもう、栄養の問題ではなく“習慣”と“信仰”の問題なんですよね。
わがままなのか?煽られているのか?
私は、こういった騒動を見るたびに思います。
「人々は本当に“困っている”のか?それとも“困ってる風”にさせられているのか?」
テレビやネットで「一部で品薄!」と報道されると、
まだ家にあるにも関わらず、みんなが慌てて買いに走る。
すると実際に店頭から物が消える。
これは“現実”というより、“不安”が引き起こす自己実現的な現象です。
まるで、「噂が現実を作る」ような…。
結局、パニックの本質は「情報」と「習慣」に振り回される私たち自身にあるんだと思います。
白米は文化。でも、その文化が病気を招いていないか?
私は普段、玄米を食べています。
(↓↓これは安価で手軽に始められそうです!)
なぜかというと、単純に気分が良いから。
便通もいいし、血糖値も安定するし、何より食後の眠気が減る。
白米のふわっとした甘さに慣れていると、最初は物足りないかもしれません。
でも、味覚も身体も、ちゃんと順応してくれます。
むしろ、「白米こそがスタンダード」と思っていた感覚が麻痺してたんだと気づきます。
逆にいま白米を食べると鋭いくらいの甘さを感じちゃうくらいです。
「白くて柔らかくて甘いものを食べたい」というのは本能的な欲望かもしれません。
でも、その欲望のままに選び続けた結果が、糖尿病や高血圧など、今や国民病とも言える“生活習慣病”の蔓延に繋がってはいないでしょうか。
白米がないこの機会に、「食の習慣」ごと見直してみる
今回の米不足報道は、もしかしたら食生活を見直すチャンスなのかもしれませんよ。
「え、玄米なんて無理無理」
「オートミールって鳥のエサでしょ?」
「雑穀って地味だし美味しくない」
……そう思っていたのは、ただの思い込みかもしれません。
玄米にひと晩水を吸わせて炊いてみる。
オートミールをレンジでチンしてヨーグルトにかけてみる。
雑穀ごはんをほんの少し混ぜて炊いてみる。
たったそれだけのことで、身体が驚くほど軽くなることもあります。
あと、よ~く噛んで下さい。(ペースト状になるまでw)
よく噛んで初めて、素材の美味しさが出てきますよ!
パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!
白米が手に入らないとき、私たちはどう動くか?
パニックになるのか。代替を受け入れるのか。
ただ怒るのか。新しい習慣を試すのか。
「パンがなければお菓子を食べればいじゃない!」
(出典元:ベルサイユのばら 池田理代子)
これ今では捏造と言われてるマリー・アントワネットのお花畑🌷発言ですが、私はこれを良いように解釈すればなと思うんですよね。
情報にどう反応するかという“知性”だけでなく
「変わることを面倒くさがらないかどうか」
「ピンチはチャンスなんだと思えるかどうか」
という“柔軟さ”も問われているような気がします。
令和の米騒動。
それを笑うのではなく、未来の自分の健康を考えるきっかけにできたらいいですよね^ ^
※今回は個人レベルの問題解決の考え方についてお話しました。「食料自給率」や「日本の食文化」などの日本全体の問題も認識してますが、分けて考えて頂ければ幸いです。